2026/04/22 13:03

TITA PLEX・フレッシュクリーン使用についての見解


先日は TITA フットケアセミナー にご参加いただき、ありがとうございました。

セミナー内でご質問をいただいた

「抗がん剤治療によるダメージ時のTITA PLEXとフレッシュクリーンの使用」

について、KORAT ACADEMYとしての見解をまとめます。


■ TITA PLEX(NAIL PLEX / MY NAIL PLEX)について


現時点で、抗がん剤治療中において特記すべき強いリスクは確認されていません。


・主に補修・保護を目的としたケア商材

・爪のコンディションサポートとして使用されるもの


👉 基本的には使用可能と考えられます

ただし、以下は共通前提です:

・炎症や感染がある場合は使用を避ける

・違和感がある場合は中止

・必要に応じて医師へ確認


■ フレッシュクリーン(手指消毒剤)について

有効成分の特徴


・ベンザルコニウム塩化物(0.05%)

 → 皮膚・粘膜に使用される代表的な消毒成分(逆性石けん)


・アルコールより刺激が弱い

・医療現場でも低濃度で使用(0.01〜0.1%)


👉 0.05%は標準的な濃度で、通常は問題ない範囲


出典:

・日本薬局方 第18改正(2021年)消毒薬基準

・厚生労働省「医療用消毒薬の適正使用」(最終確認:2023年)


添加物(保湿成分)


・ヒドロキシエチルセルロース(増粘)

・グリセリン(保湿)

・ヒアルロン酸Na(保湿)

・クエン酸/クエン酸Na(pH調整)


👉 乾燥を防ぐ設計になってはいる


■ 抗がん剤治療中の注意点(重要)

抗がん剤治療中は以下の変化が起こりやすくなります:


・爪が薄くなる/割れやすい

・爪周囲の炎症・感染リスク増加

・皮膚のバリア機能低下


👉 この状態では

・通常より刺激を感じやすい

・軽い消毒でもヒリつく可能性

・傷があると強くしみる

・過度な使用で乾燥・悪化のリスク


■ 結論(実務的判断)

◯ 使用可能なケース

・傷・出血がない

・赤みや炎症が強くない

・使用時にしみない


△ 注意が必要なケース

・ささくれ・亀裂・出血がある

・爪周囲に赤み・腫れがある

・しみる・ピリつく


👉 この場合

・使用頻度を下げる

・または医師に確認


■ プロとしての推奨運用(サロン・ケア)

抗がん剤治療中のネイルは

「消毒より保護」が重要です。


・消毒は必要な場面に限定

・基本は保湿中心

 → オイル・美容液でのケア

・外的刺激を最小限に


施術時は

・低刺激消毒 → すぐ保湿

でバランスを取ることを推奨します。


■ 最も重要な判断基準


👉 「しみるかどうか」


これは現場で非常に信頼性の高いサインです。


違和感がある場合は

「問題ない成分」であっても使用を控える判断が安全です。


■ KORAT ACADEMYとしてのスタンス


ネイルは「美しさ」だけでなく、

身体状態と密接に関わる分野です。


特に抗がん剤治療中は

一般的な安全基準だけでは判断できないケースも多く、


個々の状態に合わせた判断が最優先となります。


下記、がんサバイバーネイリストの鈴木先生の見解


基本的な前提として、まずは主治医に確認を取ることが最優先です。

成分としては逆性石けんのため、エタノールと比較すると刺激は少ないとされています。

ただし、ささくれや細かな傷がある場合には刺激を感じる可能性があります。


実際にがん専門医療機関でも、治療中であっても入口で手指消毒が行われているケースはあります。

そのため、過度に頻繁な使用でなければ、一般的には大きな問題にならないケースも多いと考えられます。


ただし、抗がん剤治療中は

・皮膚状態

・刺激への感受性

が個人差として大きく出ます。


そのため、 使用後は必ず状態を観察すること

・赤み

・ヒリつき

・違和感

などが出る場合は使用を控える判断が重要です。



下記、TITA NAIL開発チームの見解

ネイルプレックスに関しては、基本的に問題なく使用できるケースが多いと考えます。

一方で、フレッシュクリーンの使用については注意が必要です。

抗がん剤治療中は、見た目に大きな変化がなくても

皮膚の角層水分量が低下し、バリア機能が低下している状態になっていることがあります。


この状態で、

・塩化ベンザルコニウム

・陽イオン界面活性剤


といった殺菌作用を持つ成分を使用すると、

👉 菌だけでなく、ヒトの細胞膜にも作用し

👉 刺激や炎症を引き起こす可能性があります


さらに、

👉 「抗菌剤の使用によって皮膚が荒れ、そこから菌が侵入する」

という逆転現象が起こるリスクも考えられます。


そのため、

・安易に日常使いするのではなく

・必要な場面に限定し

・状態をよく観察しながら使用すること


が重要です。


最終的には、

👉 主治医に相談しながら進めることを推奨します。



またご質問や、現場での使用方法などのご相談をしたい場合は

ウェルネスケアネイル相談会=30分個別カウンセリングをご用意しております。

下記より、ご相談いただけますのでお気軽にお問い合わせくださいませ。

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